2013-05-02 第183回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
その中で、一つ私が、大きく今の時期に考え直さなければいけないのは、いつまで我が国は本当に盾としての、あるいは専守防衛、つまり相手に脅威を与えるような空母、戦術兵器、ミサイル等を持たないという国の防衛のスタンスといいますか基本指針といいますか、これを保っていきながら、かつそれで国の存続というのを担保できるのかなと、非常に元自衛官としては疑問に思うところなんです。
その中で、一つ私が、大きく今の時期に考え直さなければいけないのは、いつまで我が国は本当に盾としての、あるいは専守防衛、つまり相手に脅威を与えるような空母、戦術兵器、ミサイル等を持たないという国の防衛のスタンスといいますか基本指針といいますか、これを保っていきながら、かつそれで国の存続というのを担保できるのかなと、非常に元自衛官としては疑問に思うところなんです。
今ここで法律論を延々とやる時間はないから指摘しておきますが、国際法学者の安井さんはこれは全く国際法上、実定法上違法だ、こういう見解ですよ、それから横田さんも、実定法上必ずしも違法だとは言えない、しかし核兵器というのは限定的に戦術兵器として、戦場で戦闘目的としてのみ限定して使われることはあるのだから必ずしも違法とは言えないけれども、無差別に使うのならこれは当然問題だろう、こういう見解ですよ。
一つは、ソ連も同様な対応をすることを期待しつつも、しかしアメリカとしては一方的に既に実施していく、例えば戦略爆撃機の全警戒態勢の解除、既にこれはアメリカが実施したわけですけれども、それからもう一つは、例えば地上発射の戦術兵器を一方的に引き揚げていくということはもう近々着手し始める、そういう、ソ連が同じことをすることを期待しつつも、しかしアメリカとしては一方的に実施していくという分野が一つ。
それから、核戦の発生ないし核戦へのエスカレートの恐怖をなくす、あるいはそれに関する不安定性をなくするというためにはINFだけさわったって極めて不十分なんであって、また今、戦略核について半減の交渉がかなりいい線までいっていることはいっているわけですけれども、しかし、さらにこの表で言えばSNF、SS21でありますとか、フロッグでありますとか、あるいはさらにもう一つ下の方の戦術兵器、普通の野戦砲でありますとか
戦略兵器にはならなくても、あるいは戦術兵器になるかもしれない。宇宙に配置ができなくても、あるいは地上で使うことができるようなものになるかもしれないという可能性はございます。ただ、それがレーガン大統領が言われるように、現在の大量破壊によります相互実証破壊戦略、MAD戦略でありますが、これにかわり得るものになるかどうかという点では非常に疑問があります。
例えば、どこかの島を占拠してそれが追い落とされそうになる、全滅しそうになったときに、ソ連も戦術核兵器ならば先制使用するかもしれない、そういう条件で使われる可能性というのは実際には一番高いので、そこで使われるのは決してICBMでもなければSLBMでもない、戦域兵器か戦術兵器であるということを私が先ほど申し上げたかったのであります。
これらの在日米軍基地は戦術兵器による核戦争の際の標的になることは間違いないのであります。したがって、安保条約に基づく米軍への基地供与は日本を核戦争に巻き込んでいく元凶であると言わなければなりません。 さらに近年、自衛隊の米軍下請化への動きは、これは著しいものがあると思います。自衛隊は今やアメリカ世界軍事戦略の一つのこまに組み込まれてしまっていると言っても私は過言ではないと思っております。
○国務大臣(中曽根康弘君) 黒柳さんの御質問は、あのときの前提としまして、例えば艦砲射撃あるいは船舶による日本に対するロケット攻撃等があるような場合、あるいは敵が上陸してきて、侵入してきて、そしてオネストジョンのような戦術兵器を使う場合、つまり日本本土というものを対象にして周辺でそういうような侵略が行われた場合の想定であったと思います。私はそういうふうに解釈しました。
先ほどからお話がありますように、核、非核を問わずトマホークは全く新しい世代の兵器体系、従来の戦略、戦域、戦術兵器を、その障壁を取り除いた第四世代の兵器体系とも言われているのであります。その点からいえば、その日本持ち込み、第七艦隊配備等については少なくとも事前協議の対象にしてしかるべきだという考え方に立っているからでありますが、いかがでしょうか。
○吉田正雄君 韓国にはアメリカの核戦術兵器が大体六百発から一千発近く配備をされておりますし、運搬手段としてのF16あるいはファントム等の航空機が七十二機も配置をされておる。 〔理事嶋崎均君退席、委員長着席〕 これが全部在日アメリカ空軍の指揮下に入っておる。 陸海空軍の軍事力を南北比較した場合には圧倒的に南が優勢なのです。
そこで米ソ間におきましても、中距離核戦力の削減交渉あるいは戦術兵器の削減交渉、そういうものをやろう、現にそれが行われておるわけでございまして、ですから……(井上(一)委員「大きいのか、小さいのか、予算としては」と呼ぶ)ですから、一概に軍備増強だけがねらいであるということでなく、一方におきましては、低いレベルの均衡という努力が払われておるということも考えておかなければならぬと思います。
○淺尾政府委員 いま私が申し上げたのはその日本語として申し上げたので、地上攻撃用巡航ミサイルは、地上目標を攻撃するために設計されているものであって、戦術兵器、核装備である。しかし、通常弾頭のオプションの可能性もある、というふうにこれは書いてあるわけであります。
○淺尾政府委員 まず、地上攻撃用巡航ミサイル、これは地上目標を攻撃するために設計されている、米戦術兵器、核装備である、しかし通常弾頭のオプションの可能性もあるということを述べているわけでございまして、地上攻撃のクルーズミサイルとして、その後で、タクティカルウエポンあるいはニュークリアアームド等を述べているわけでございます。
現在、アメリカが強いアメリカとして相当軍事費の増強に相努めてはおりますけれども、一方におきましてはソ連との間の対話をしよう、こういうことで、昨年の十一月三十日を皮切りにいたしまして、中距離核戦力の削減交渉に入っておる、あるいはそのほかの戦術兵器の削減もしようではないか、こういう動きも他面にはあるわけでございますが、私どもとしては、できるだけ低いレベルの均衡で、そして安定の保たれることを望んでやまないのが
さらにまた、軍事技術の進歩に伴いまして、戦術核兵器というものも、きわめて小型なものから、いわゆるキロトン級といいますから、破壊力といたしましては、まさに広島や長崎に落ちましたような破壊力を持った戦術兵器ということになるわけでございます。
そこへ大変な戦略兵器、戦術兵器が両軍ともにたくさん配備されているわけです。そういう緊迫した中での核軍縮、核不拡散の問題の論議であったわけです。
この角田氏の場合に、たまたま米空軍の非常に重要な施設がございますけれども、その戦術兵器センターというのがたまたまラスベガス市にあったということで、そのセンターを見に行ったときにラスベガスに泊ったという事実はございます。
もちろん、戦術兵器による抑止の基調として、アメリカ並びにイギリスの持っております戦略核兵器の抑止力というものが前提に横たわっておる。いま引例をされました戦術核兵器というのは、通常兵器のバランスを考慮に入れての問題であるというふうに考えてよろしいんではないかと思います。
それが逐次、核兵器の戦術兵器化という方向をだんだんたどってまいりまして、核の抑止力のスペクトラムと申しておりますが、要するに太陽の光線を分析いたしますと、紫外線から赤外線と、こういうふうにずっと並ぶわけでございますが、そういうスペクトラムに極端に戦略核兵器が参りまして、こちらに通常兵器があるということになりますと、その間をずうっと埋める兵器ができ上がるという状態になってまいったわけでございます。
私ども考えますのに、確かに兵器の特徴、性能その他から見まして、ある一定地域を限定して使用されるというようないわゆるミニニューク、レッドアイ、こういったような形のもの、そういうものがいわゆる戦術兵器として通常言われておるわけでございますけれども、用法的に見ました場合には、厳密にこれが戦術兵器であり、これが核兵器であるというような使い分けはなかなかむずかしいのではないかと思うのでございます。
——私は、先ほど非核三原則の問題に関連いたしまして、アメリカは極東におきまして戦術兵器というものを使わないでできるであろうということを申し上げたわけでございますけれども、これは一般的な論理を言ったわけでございまして、アメリカが現在そういう意図のもとでやっているということを言ったわけでございません。
次に、防衛庁にお聞きしますが、アメリカの戦術兵器の中で、米軍事筋は、核地雷をADMRTPと公表いたしておりますけれども、それはどういうことを意味しているのか。そのことは、核地雷の総称を指しているのか、それともそれ自体が核地雷そのものであるのか、それについてお伺いいたします。
これは局地戦であっても、日本で言う専守防衛の範囲であっても、違ってきた戦術兵器、戦略兵器——まあ戦略は日本の場合ないわけですが、そういうようなもの等が変わってくれば、それに対応して装備の近代化、更新等が行なわれていくのは当然でありましょうし、そういう意味においては、内容は変化をしていく可能性のあるものでありますけれども、しかし、入れものの外ワクは厳然としたものが日本の場合においてはきちんとできておる